かわさき そのさきツアー
記事作成2025年10月22日

こどもがいきいき、のびのび育つまち、川崎。子育て最前線を一緒に巡ろう!

川崎で子育て、ってどう?
これからこどもを持とうと考えている市民の方、子育て中で、川崎への引っ越しを考えている方・・・。そんなみなさんにお応えすべく、今回は川崎市の子育て支援を知っていただくために、こども関連施設を巡るツアーを企画。
川崎市では、まち全体で、こどもや保護者の皆さんを支える仕組みと取り組みが広がっています。そんな様子を「子育て支援」「遊びと表現」「共生」、そして「放課後の安心」。この4つをテーマにめぐっていきましょう。

スポット1【子育て支援】子育てを一人で抱え込まないで ― 多摩区保育・子育て総合支援センター

子育てをしていると、「これでいいのかな」、「ちょっと誰かに話を聞いてもらいたいな」と思うこと、ありますよね。

そんなときに心強い味方になってくれるのが、「保育・子育て総合支援センター」です。ここは、保育園・一時預かり・子育て相談・交流スペースが一体となった複合型の子育て支援拠点。保育士・栄養士・看護師などの専門職が連携し、「離乳食をどうしたら食べてくれるかな」「たまには一人でのんびりしたい!」といった、子育て中のモヤモヤや悩みを抱える保護者の皆さんをしっかりサポートしてくれます。
現在は川崎区、中原区、宮前区、多摩区の4か所。幸区、高津区、麻生区への設置も今後進んでいきます。

子育て中の「仲間」ができるのも、このセンターのよいところ。
この日も、明るく広々とした「にこにこルーム」では、保育士さんが見守ってくれている中でこどもたちがのびのびと遊び、保護者同士の会話が弾んでいました。保護者の皆さんからは、「こどもを遊ばせながら、他のママたちとおしゃべりできるのがうれしい」、「先輩ママから子育て情報を教えてもらえて助かる」、「困ったときに“ここに行けば大丈夫”と思える場所があって、本当に安心」といった声が聞かれました。保護者の皆さんの安心感と楽しい気持ちは、きっとこどもたちも届いているはず。

また、センターでは毎月1度、主に父親を対象にした交流会「パパのワークショップ」も開催しています。ワークショップでは日頃の育児の悩みや気づきをパパ同士で気軽におしゃべりしたり、地域の子育て情報を交換したりして、和気あいあいとした時間を過ごします。

パパたちが日々の思いや悩み、家族への気持ちをふせんに書き出し、壁に貼って共有。参加したパパたちからは、「言葉にしてみることで気づくことがある」「同じ気持ちの人がいると知って安心した」といった感想が寄せられていて、子育て中の「パパの輪」も少しずつ広がっているようです。

多摩区保育・子育て総合支援センター 瀧澤祐子所長からのメッセージ

ここは「相談する場所」であると同時に、「人とつながる場所」でもあります。
こどもを中心に、地域の大人たちがゆるやかに支え合うことで、家庭の中にも少しずつ安心が広がっていくと思います。
センターのスタッフには、保育士・看護師・栄養士など専門職がおり、子育てに関する幅広い相談が可能です。授乳や離乳食、発達などの悩みはもちろん、ちょっとした世間話もウェルカム。話しているうちに気持ちが軽くなることも多いですよ!ぜひお気軽に遊びに来てくださいね。

こんな場所

多摩区保育・子育て総合支援センター

スポット2【遊び】思いきり遊び、心を育てる ― 川崎市子ども夢パーク

次に向かったのは、こどもの「やってみたい!」を応援する場所、高津区にある「川崎市子ども夢パーク」です。
この施設は、「こどもの自由な発想で、遊び、学び、つくり続ける居場所」として作られました。テレビ番組で紹介されたり、映画の舞台になったりしたこともあるので、聞いたことある、という方も多いかも。

施設内には雨の日でも体を動かせる全天候型のスポーツ広場や、中高生の利用も多い、バンドの練習もできる音楽スタジオ、ごろりと自由に過ごせるカーペット敷きのお部屋「交流スペースごろり」など、幅広い年齢のこどもたちが楽しめるスペースがあります。

パークのいちばんの醍醐味はこちら!こどもたち大人気のプレーパーク、通称、冒険遊び場。
屋外の広いスペースでこどもたちが木登りや泥遊び、水遊びなどを、思い思いに、のびのびと楽しんでいます。

曜日によっては工具や火も使えるので、遊びの幅もぐっと広がっていきます。ここでは、「洋服が汚れるからやめなさい」、「危ないからダメ!」と頭ごなしに叱られたり、遊びを止められたりすることはありません。
遊びを通じて「失敗してもいい」、「やってみてわかった」という実体験を重ねることこそ、こどもが生きる力を育む第一歩。ここでは、遊びが学びに変わる瞬間が、あちこちで生まれています。

川崎市子ども夢パーク スタッフからのメッセージ

子ども夢パークでは、年間を通して様々なイベントを行っています。7月に行う「夢パまつり」では大人もこどもも水と泥でいっぱい遊びます。11月には「こどもゆめ横丁」が行われ、こどもたちが自分たちでお店を作って様々なものを販売します。このほか、地域の皆さんと一緒に行う「新春イベント」やスタジオ利用者による音楽フェス「KUJIROCK(クジロック)」など、楽しいイベントがたくさん。各イベントについては、Instagram(@kodomo.yumepark)でも情報を発信していますので、ぜひチェックして遊びに来てくださいね。 

こんな場所

川崎市子ども夢パーク

川崎市高津区下作延5丁目30番地1号

最寄り駅:JR南武線「津田山」駅 徒歩5分

川崎市子ども夢パーク

スポット3【共生】誰もが心地よく過ごせる場 ― 富士見公園(FUJIMIX)

続いて訪れたのは、2024年10月にリニューアルオープンした富士見公園(愛称:FUJIMIX)です。

富士見公園は、長年地域の人たちに親しまれてきた広大な都市公園。今回のリニューアルでは、自然豊かな環境を生かしながら、誰もが心地よく過ごせる公園へと生まれ変わりました。愛称のFUJIMIXには、「様々な想いが混ざりあって、誰もがより豊かな人生を送れるような場所へ」という想いが込められているそう。その名のとおり、園内には世代や背景を超えて様々な人々が交わり、思い思いに時間を過ごす光景が広がっています。

まずはこどもたちに大人気の「みどりの遊具広場」へ。
ここには木の温かみが感じられる大型アスレチックが設置されています。ゆれる床、ロープ橋など、冒険心を刺激するワクワクする仕掛けがギッシリ!こどもたちも本当に楽しそう!
いっしょに遊んでみたいなぁと思いながら見守る保護者の表情もやわらかく、穏やかな時流れを感じさせます。

みどりの遊具広場のすぐ隣には、広々とした芝生広場が。レジャーシートを広げてお弁当を食べている家族、日光浴を楽しむ外国籍の皆さん、ラジオ体操をするシニアの皆さん。世代も国籍も様々な人たちが、同じ空間でゆったりと豊かな時間を過ごしています。

園内の施設の中で、特に印象的だったのが「インクルーシブな遊びの広場」。障害の有無や年齢にかかわらず、誰もがいっしょに遊べるよう工夫されたエリアです。段差のないスロープ、車いすのまま使える遊具、色のコントラストを考えたデザインなど、細やかな配慮が随所に見られます。
小さな子が車いすのお友だちに声をかけたり、初めて会ったこどもどうしで遊んだり・・・。そんな優しい交流、やさしさの連鎖がごく自然に生まれているようです。

また、「農と自然を体感する広場」にはビオトープや畑があって、生物や草花の観察、農作物の栽培などを体験することができます。隣接する「冒険土の広場」は、文字通り、土の上で泥んこになって自由に遊べる場所。こどもたちは土遊びをしたり、柔らかな土の上でかけっこをしたり。都会ではなかなか感じられない土の感触を思いっきり楽しんでいました。

まちなかの公園ではボール遊びもちょっと遠慮しがちですが、ここなら思う存分、楽しめる!ネットで囲まれたボール遊び広場は、他の人にボールがぶつかる心配なく遊べます。この広場内のルールをみんなでちゃんと守って、お互いゆずりあいながら楽しんでいます!

このほか、園内にはサッカーやラクロス、アメフトなどの大会が開催される「富士通スタジアム川崎」や、フィットネスプログラムなど健康増進プログラムを定期的に開催する「かわQホール」も。
たくさんの楽しみや体験にあふれるみんなの公園。今度の週末、こどもを連れて、もう一回来てみようかな。

こんな場所

富士見公園(FUJIMIX)

川崎市川崎区富士見1・2丁目ほか

最寄り駅:JR川崎駅、京浜急行本線 京急川崎駅 徒歩約16分/バス約7分

富士見公園

スポット4【放課後の安心】 こどもたちの放課後の「居場所」 ― わくわくプラザ

ツアーの最後は、川崎市がすべての市立小学校に設置している「わくわくプラザ」へ。放課後になると、ランドセルを背負ったこどもたちが次々と集まり、「ただいま!」「おかえり!」という声があちこちから聞こえてきました。
「わくわくプラザ」は、共働き家庭が増える中、「こどもだけで留守番させるのは心配」という声に応えて生まれました。
こどもたちから「わくわく」とよばれるこの場所は、小学1年生から6年生までのこどもたちが、放課後や土曜日、夏休みなどの期間も安全に、そして楽しく過ごせる大切な「居場所」です。市立小学校に通う児童だけでなく、誰もが住んでいる地域の小学校の「わくわく」を利用することができます。
宿題をしている子、友達とおしゃべりをしている子、絵本を静かに読んでいる子など、それぞれが自由に、思い思いの時間を過ごしています。スタッフリーダーと呼ばれる職員や地域サポーターの皆さんがそばでやさしく見守り、ときには仲良く一緒に笑い合う様子も見られます。学年の違うこどもたちが一緒に遊ぶ姿も。年上の子が下の子にルールを教えたり、転んだ子に自然と手を差し伸べたり……。そんな優しい瞬間がたくさん生まれていました。

こちらはわくわくプラザの「昼食提供サービス」。昨年の夏休み期間には、すべてのわくわくプラザで、有料のお弁当サービスが実施されました。暑い時期でも、安心して栄養あるお昼ごはんが食べられるこのサービス。ランチを楽しんだこどもたちからは「おいしかった」「毎日メニューが違ってよかった」といった声が。保護者の皆さんからも「仕事との両立に大変役立った」「お弁当持参より衛生面で安心」と好評でした。
各わくわくプラザは放課後から午後6時まで開設されており、土曜日や夏休みなどの長期学校休業日も利用できます。登録制で、利用料は無料(保険料や行事参加費、おやつ代のみ実費)。定員もありません。希望すれば、誰でも参加できるオープンな居場所です。共働き家庭を支えるため、午後7時まで延長できる有料の「子育て支援・わくわくプラザ事業」もあります。
「わくわくプラザ」は、ただの放課後の預かり場所ではなく、こどもたちが地域の中でつながり、思いやりや自立心を育む場なんですね。

わくわくプラザスタッフからのメッセージ

わくわくプラザでは学年やクラスの違うこどもたちが交流し、さまざまな遊びや体験を通じて毎日を楽しく過ごす場所です。最初は慣れない環境に不安を感じるかもしれませんが、スタッフ一同、準備を整えてお待ちしています。どうぞ安心してご利用ください。季節ごとのイベントや多彩な活動を通じて、こどもたちの成長や好奇心をしっかりサポートします。

川崎市わくわくプラザ

まとめ

子育ては、ひとりじゃなく、地域みんなで。
まちなかに頼れる場所や人がいれば、こどもも大人も、笑顔の時間がもっともっと増えていく。
このツアーでそれぞれの施設を巡り、そう実感しました。

川崎で子育てって、どう? そう聞かれたら、私はきっと、こう答えます。
「心から安心して、このまちでずっと暮らしていこうと思えるよ」と。

シンカ

100+2歳のまち

「どうぞ」のことばから心がひらくとき、
“ちがい”は壁ではなく、思いやりへと変わっていく。

「どうぞ」のきもちは人から人へとつながって、
やさしい明日をまちいっぱいに広げていく。

そんな連鎖の中で。
まるで2歳のこどものように、すくすくと未来が育っていく。

可能性のまち、川崎市。100と2歳。
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川崎市では、多様性を認め合い、つながり合うことで、新しい魅力や価値を生み出すことができるまちを目指しています。
この「目指すまちの姿」を市民の皆さまと共有するため、2026年1月、ブランドメッセージの新しいポスター「100+2歳のまち」を作成しました。

川崎市ブランドメッセージポスター

シンカ

こどもをひとりの人間として、自分らしく。川崎市と市民との約束 ─ 子どもの権利条例

川崎市は、2001年、日本で初めて「子どもの権利に関する条例」を制定しました。
その理念は「すべてのこどもが、安心して自分らしく育つこと」。
この条例を礎に、市内ではまち全体でこどもを支える取り組みが広がっています。
ツアーでご紹介した「川崎市子ども夢パーク」は、この条例をもとにして完成した施設で、こどもについての約束ごとを実現する場でもあります。
ほかにも、こどもたちが自由に意見を言える「川崎市子ども会議」や、よりよい学校づくりのための「学校運営協議会」、こどもたちが企画・運営する「青少年フェスティバル」など、こどもたちが社会に参加できる機会がたくさん。
川崎市は、こどもがひとりの人間として尊重されて、自分らしく生きられるよう、この条例で約束します。安心して生活ができて、困ったときは助けてもらえて、さまざまな場に参加できることを、目指していきます。

川崎市 子どもの権利施策